エストニアのビザ取得までの流れをざっくりまとめてみた
どうも、Hibikiです。今日はビザについてお話しします。
ビザってクレジットカードのVISAじゃないですよ?
Pizzaでもありません。
ビザ、すなわち国に滞在するために必要な査証のことです。ヨーロッパの主要国はほとんどの場合、180日間で90日以内の滞在なら不要っていうことになっていて、エストニアもそれに該当します。ですが僕の場合、丸一年滞在することになっているのでビザを取らないと違法滞在になっちゃいます。90日間を超えて滞在するにはD-type Schengenビザ、もしくはTRP(一時滞在許可証)が必要です。
僕は前者のD-type Schengen ビザを取得して滞在してるんですけど、このビザ申請、留学の準備を進める上でめちゃめちゃめんどくさい行程の一つなんですよね…
いろんな書類出さないと行けなかったり、直接大使館まで足を運ばなければいけなかったり…
ですが、もしかしたら一定数いるであろうエストニアへの留学を考えている人たちが僕と同じようにビザ申請に辟易するのは不本意なわけです。そんなわけで、今回は僕がエストニアのD-type Schengenビザを取得するまでに準備した書類や手順についてざっくばらんに説明しようと思います。
申請に必要な書類
以下のページに詳しい情報が載ってるんですけど、英語なのと、ちょくちょく実情と乖離している部分があるのでここで一つ一つ詳しく説明しようと思います。
Long-stay (D) visa | Ministry of Foreign Affairs
パスポート
ビザの期限+3ヶ月の有効期限が必要です。もし滞在が2020年1月までであれば、パスポートの有効期限は2020年4月を超えている必要があります。
パスポートにビザが添付される形になるので、大使館に行った当日に預けて、後日郵送されます。
申込書
上記のサイトからPDFをダウンロードできます。結構埋めるのめんどくさいです。
写真
35×45 mmのものが必要です。この写真がビザに添付されます。後悔しないように出来のいいものを使いましょう。
最低30,000€の保証があるシェンゲンエリア対象の保険証
これが結構大変。僕の場合、大学で、海外留学などに参加する学生は全員付帯海学に加入することが義務付けられていたので、その保険証を持って行きました。
何が大変かというとこれ、保険期間が1年だと加入するのに10万円くらいかかるんですよね。僕、その辺全然理解がなかったので請求書見たときにめちゃくちゃ焦りました。
旅行の目的を示す書類
留学先からの受け入れ許可証などがこれに該当します。これは大学によって送ってくるのが遅かったりするかもしれないので、その場合は直接催促するなど対応をとった方がいいかもしれません。
ビザの期限切れ前に出国することを証明する書類
帰りの航空券などがこれに該当します。僕は滞在の予定が1年だったので帰りの航空券が用意できなかったのですが特に問題なく手続きができました。その辺はユルいです結構。
滞在と帰国に必要な分の残高証明書
これ、上記のページでは一日あたり108ユーロって記載されてるんですよ。つまり365日滞在するとしたら39420ユーロの残高が必要。これ日本円にしたら500万円弱です。アホかって。留学諦めかけました。流石に。こっちで1日に108ユーロも使ってんのは富裕層ですよマジで。
涙目でエストニア大使館に電話で問い合わせたらこれはあくまでも目安とのこと。奨学金を受給するのであればその証明書を持って来ればOKとのことだったので、僕はJASSOの奨学金受給証明書を提出しました。あぶね〜
申請料
80ユーロ、日本円でだいたい1万くらいでしょうか。日本円でも支払えます。エストニア現地で取得するともうちょい安いらしい…
申請までの流れ
ここからビザを受け取るまでの大まかな流れを解説します。思いの外時間がかかるので早め早めの準備を意識した方がいいかも。
書類を集める
上記に色々挙げましたが、特に保険証や留学先からの書類などは発行されるまでに時間がかかりがちなので要注意です。
大使館にアポをとる
大使館に行く前に電話かメールでアポイントを取らなければいけません。メールで連絡をとると返信がなかなか返ってこない場合が多いみたいなので電話の方が手っ取り早いかも。僕の場合は日本人の優しそうな女性の方が対応してくれたのでスムーズにスケジュールを調整できました。
大使館に行く
エストニアのビザ申請の際には大使館に直接行く必要があります。なぜかここはアナログ。大使館は原宿駅から徒歩10分ぐらいの距離にあります。住宅に紛れていてあまり目立つ建物ではないんですがエストニアの国旗がかかってるのですぐにわかります。
建物の中に入るとエストニア人のスタッフの方が対応してくれます。書類の確認と指紋の登録が行われるのですが、彼も日本語が話せるので言語面の心配はありません。手続きは15分くらいで呆気なく終わります。最後にパスポートを預けて終わりです。余談ですが指紋登録結構難しかった。
ビザを受け取る
パスポートにビザが添付されたものが後日自宅に郵送されます。大使館での手続きから自宅に届くまでだいたい2週間弱かかったので、それより前に渡航日が迫ってる場合は現地で取得する必要があります。
以上が大まかなD-type Schengenビザ取得までの流れです。ご覧の通り書類準備にも手続きにも結構な時間がかかります。最低でも1ヶ月は見た方が安全でしょう。
また、ビザ取得の際に求められる書類や基準などがここ最近少しずつ変わってるみたいなので、ブログなどの二次情報があまり参考にならないケースがあるかもしれません。何か腑に落ちない点があった時はすぐに電話で問い合わせるのが一番確実だと思います。
そんでは、チャオ!!