What is エストニア
エストニアどこやねん。
先日の僕の記事を読んでくださった方のうちの8割くらいはそう感じたかもしれません。一方で最近ブロックチェーンがなんやITがかんやみたいな感じで日本でもちょくちょく話題になってるみたいなので、名前を聞いたことがあるって人も少なからずいるかも。
留学生が直面する質問ランキング第一位はダントツで「なんでそこ選んだの?」だと思うんですけど、エストニアに関して言えば「は?どこそれ?」みたいな反応が普通です。
僕も交換留学っていう結構な時間とコストがかかる選択肢をとった以上、その理由を説明する一定の責任はあると思うんですけど、まずその前提部分のエストニアが実際どんな国なのかってところをお伝えできればなと思っております。
今回はエストニアの実態について地理・政治・経済・技術の4つの視点から見ていきたいと思います。
目次
エストニアの地理
まずエストニアの地理的な情報はざっくりとこんな感じです。
首都:タリン
面積:45.296㎢ ←九州の面積と同じくらい。
人口:1,340,000人 ←神戸市と同じくらい。首都タリンに半数近く住んでます。
通貨:ユーロ
ご覧の通り国としての規模は日本と比較するとかなり小さいです。僕は今タリンに住んでいますが、普段過ごしていて各国の都心にありがちな喧騒をあまり感じません。
ちなみにこの辺にあります。青い丸印がついてるところらへん。雑ですいません。
1月2月あたりは一番寒い季節なんですけど、だいたい平均気温は-3~-4℃くらい。東北民の私からすればちょっと厚着すれば耐えられるくらいの気温です。
なんの間違いか知りませんがこっちについた1日目は-20℃くらいでした。早速日本に帰りたかったです。流石に。まあたまーにそういう日もあるって感じですね。
エストニアの政治
エストニアは兼ねてからナチスやらソビエト連邦といった外国勢力に占領され続けていました。1991年に晴れてエストニア共和国としてソ連からの独立を果たしたので、2019年現在で28歳くらいです。めっちゃ若い。
後述しますが、エストニアはITを積極的に行政に取り入れていて、最先端の電子国家だなんて言われています。国民のほとんどがIDカードを持っていて、行政サービスのほとんどを自分のPCとかスマホで完結できるらしいです。銀行口座の開設や投票、法人登記までオンラインで行われています。便利すぎか。中でも法人登記、すなわち起業がエストニアではオンラインで30分でできる!みたいな話はかなり散見されます。厳密な時間については諸説あるようですが、とにかくめっちゃ簡単に会社作れるっぽい。
日本のマイナンバー制度も今は普及にかなり行き詰まっているみたいですが、今後に期待したいところです。
エストニアの経済
経済ってのは要はどんだけ国が金を持ってるかって話です。IMFによればエストニアの名目GDPは260億ドル(102位)、一人あたり名目GDPは19,840ドル(41位)となっています。つまりエストニアは世界で102番目に国内でお金が動いてて、世界で41番目に一人当たりの生産量が大きい国だということです。
もっとくだけて言うと、国の経済規模はそんな大きくないけど、人口が少ないもんだから、国民一人一人は比較的豊かな生活送ってるよって感じです多分。
物価は基本的にあまり日本と変わりませんが、野菜や肉などの生鮮食品がかなり安いです。よく引き合いに出されるのはじゃがいも。1kgで0.4€(50円くらい)とか。豚肉も450gで2.4€(300円くらい)なので、自炊してる分には全然食費がかからないです。逆にレストランとか行くとアホみたいに高い。
エストニアの技術
先ほど言った通り、エストニアは電子政府という仕組みを確立したIT大国として、世界的に注目されています。皆さんご存知の『Skype』を生み出したのもエストニアです。ですが別にIT国家だからと言って、トロンを彷彿させるような風景が広がっている訳ではありません。
むしろ都心にはこんなおとぎ話に出てきそうな旧市街が広がっています。
街全体がテクノロジーで溢れていて先進的!まじバック・トゥ・ザ・フューチャー!(?)というよりかは、身分証明や支払い、医療などといった国民の生活基盤に深くITが浸透しているといった感じです。
以上、今回はエストニアを4つの視点に分けて紹介してみました。
正直まだエストニア生活が始まって3週間くらい。僕自身もまだエストニアのこと全然わかってません。これからもっといろんな情報に触れて皆さんと共有できればなあなんて思っております。
次回はこれに基づいてなんで自分がエストニアを選んだのかお話ししようと思います。まあ大した理由ないんだけど。とりあえずね。
そんじゃあ、チャオ〜